カラコンをつけようとしたときに、「このレンズは右目用なのか左目用なのか」と迷った経験がある人は少なくありません。
一般的なカラコンそのものに右目専用・左目専用という区別があるわけではありませんが、左右の目で度数や乱視の数値などが異なる場合は、それぞれの目に合ったレンズを装用する必要があります。
左右が同じ規格なら入れ替わっても基本的に問題ありませんが、規格が違うレンズを逆につけると、見えにくさや目の疲れにつながることがあります。
また、「左右」と「表裏」はまったく別の話なので、それぞれの見分け方を知っておくことも大切です。
カラコンの右左が気になっている人に向けて、左右の区別が必要になるケースや間違えた場合の対処法、パッケージの確認方法まで詳しく紹介します。
軸が固定されて安心の水光カラコン
カラコンに右左はある?
結論からいうと、一般的なカラコンには「右目だけに使えるレンズ」「左目だけに使えるレンズ」という意味での右左は基本的にありません。
ただし、実際に使用するときは左右の目の状態や処方内容によって、右目用として購入したレンズと左目用として購入したレンズを分けて管理することがあります。
特に左右で度数や乱視の数値が異なる人は、右左を間違えないようにする必要があります。
まずは、どのような場合に左右を意識する必要があるのかを整理してみましょう。
レンズ自体に左右専用の区別は基本的にない
一般的な球面タイプのカラコンは、同じ商品かつ同じ規格であれば、その1枚が右目専用または左目専用として作られているわけではありません。
たとえば同じ商品を左右ともPWR-3.00で使用しているなら、未使用のレンズを右目用と左目用に分ける必要は基本的にありません。
そのため、新品のワンデーカラコンを箱から取り出した段階では、左右というより「自分の目に合った規格かどうか」を確認することが重要です。
- 同一商品
- 同一PWR
- 同一BC
- 同一DIA
- 同一カラー
左右の度数が違う場合は区別が必要
右目と左目で視力や近視の程度が違う人は、カラコンのPWRも左右で異なっている場合があります。
たとえば右目がPWR-2.00、左目がPWR-3.00という処方であれば、それぞれ対応するレンズを正しい目に装用する必要があります。
左右を逆にすると、片方だけ遠くがぼやけたり、両目で見たときにバランスが取りにくくなったりする可能性があります。
左右で度数が違う人は、開封するときからどちらの目に使用するレンズなのかを意識して扱うのがおすすめです。
| 例 | 右目 | 左目 |
|---|---|---|
| PWR | -2.00 | -3.00 |
| 左右の区別 | 必要 | 必要 |
| 入れ替え | 避ける | 避ける |
左右の度数が同じなら入れ替わっても基本的に問題ない
左右とも同じ種類、同じカラー、同じ度数、同じ規格の新品レンズを使用している場合は、どちらを右目につけてもレンズの仕様上は基本的に同じです。
「右目の箱から出したレンズを左目につけてしまった」という場合でも、その箱の規格が左右で完全に同じなら、それだけを理由に慌ててレンズを捨てる必要はありません。
ただし、2ウィークや1か月交換タイプなど、一度装用したレンズを繰り返し使用する場合は衛生管理のためにも左右を固定して扱うことが大切です。
左右が同じ度数でも、再使用するレンズはレンズケースのRとLを利用して混ざらないように管理しましょう。
カラコンの色やデザインで右左が決まるわけではない
ブラウンやグレーなどのカラー、着色直径、フチのデザインなどによって右目用と左目用が分けられているわけではありません。
一般的なカラコンでは、左右どちらの目につけても同じような発色やデザインになるよう作られています。
左右で異なるカラーをつけたい場合はファッションとして可能ですが、それぞれのレンズ規格が自分の目に合っていることが前提です。
「右目用だから模様の向きが違う」というように考える必要は基本的にありません。
乱視用カラコンは左右の確認が特に重要
乱視用のカラコンでは、通常の度数に加えてCYLやAXISなどの数値が設定されている商品があります。
左右の目で乱視の程度や軸が異なる場合は、近視用の度数が同じだったとしても同一レンズとは限りません。
パッケージに記載されているPWRだけを見て判断せず、CYLやAXISまで含めて処方された規格と一致しているか確認しましょう。
乱視用レンズを左右逆に装用して見え方がおかしい場合は、無理にそのまま使用しないことが大切です。
左右で違う種類のカラコンになることもある
目の状態によっては、右目と左目で使用するコンタクトレンズの種類が異なるケースもあります。
たとえば片方の目だけ乱視の矯正が必要な場合など、眼科での検査結果に応じて左右で異なる規格や製品が選ばれることがあります。
左右で異なるレンズを使用すること自体が問題なのではなく、それぞれの目に適したレンズであることが重要です。
自己判断で片方だけ別の種類や別の度数へ変更するのではなく、見え方に変化を感じた場合は眼科で確認しましょう。
右左よりも表裏を間違えるケースも多い
カラコン初心者が混同しやすいのが、レンズの「右左」と「表裏」です。
右左はどちらの目につけるかという意味ですが、表裏はレンズの向きが正しいかどうかを表します。
ソフトコンタクトレンズを裏返した状態で装用すると、異物感が出たり、レンズが安定しにくかったりすることがあります。
左右の規格が合っているのに装用直後から強い違和感がある場合は、表裏やレンズの状態も確認してみましょう。
カラコンの右左を間違えるとどうなる?
左右でカラコンの規格が異なる人がレンズを逆につけると、見え方を中心に違和感が生じる可能性があります。
特に度数差が大きい場合は、片目ずつ確認すると違いに気づきやすくなります。
一方で、左右の規格が完全に同じなら、左右が入れ替わっただけで問題が起こるとは限りません。
見えにくくなることがある
左右で度数が違うカラコンを逆につけた場合に気づきやすい変化が、いつもより見えにくくなることです。
本来より弱い度数のレンズをつけた目では遠くがぼやけやすくなり、本来より強い度数のレンズをつけた目では過矯正になる可能性があります。
両目を開けていると気づきにくい場合もあるため、片目ずつ隠して遠くの文字などを確認すると左右の間違いに気づける場合があります。
- 遠くがぼやける
- 左右で見え方が違う
- ピントが合いにくい
- いつもより見づらい
目が疲れる場合がある
度数の合っていないカラコンを使用すると、見え方を補おうとして目に余計な負担を感じることがあります。
左右を逆につけたあとから目が疲れる、見続けるのがつらい、頭が重く感じるといった場合はレンズの規格を確認しましょう。
単純に左右を戻せば解消するケースもありますが、正しいレンズでも症状が続く場合は別の原因が考えられるため装用を中止して眼科へ相談するのが適切です。
左右が同じ規格なら影響しないケースが多い
右目と左目にまったく同じ規格の新品カラコンを使用している場合、左右を取り違えただけならレンズの仕様は変わりません。
左右の違いを考えるときは、単純に「右用と左用を間違えたか」ではなく、実際のレンズデータが異なっているかを見ることがポイントです。
| 状態 | 左右の入れ替え |
|---|---|
| 同じ商品・同じ度数 | 基本的に同一規格 |
| 度数が違う | 間違えないよう管理 |
| 乱視規格が違う | 間違えないよう管理 |
| 商品自体が違う | それぞれ確認 |
カラコンの右左がわからなくなった場合はどうする?
カラコンの右左がわからなくなった場合は、レンズの種類や使用期間によって対応が変わります。
ワンデータイプで未使用の同一規格なら大きな問題にならないことがありますが、左右の規格が違う場合は確認が必要です。
適当に決めて使用を続けるのではなく、パッケージや処方内容から順番に確認しましょう。
箱やブリスターの数値を確認する
ワンデーカラコンなら、まず外箱や個包装のブリスターに記載されているレンズデータを確認しましょう。
PWRまたはDと表示されている数値は一般的にレンズの度数を示すため、右目と左目で異なる度数を購入している場合は重要な手掛かりになります。
乱視用ではCYLやAXISなどの情報も確認し、眼科で確認した自分のレンズデータと照らし合わせましょう。
| 表記 | 主な意味 |
|---|---|
| PWR・D・SPH | 球面度数 |
| BC | ベースカーブ |
| DIA | レンズ直径 |
| CYL | 乱視度数 |
| AX・AXIS | 乱視軸 |
| ADD | 加入度数 |
片目ずつ見え方を比較する
左右で度数が違い、どちらのレンズをつけたかわからなくなった場合は、片目ずつ隠して遠くの見え方を比較することで判断できる場合があります。
普段より明らかに片方がぼやけている場合は、左右を取り違えている可能性があります。
ただし、見え方だけを頼りにして度数を自己判断する方法は正確ではないため、はっきり判断できない場合は無理に使用を続けないようにしましょう。
何度入れ替えても見えにくい場合は、度数の変化や目の状態など別の原因も考えられます。
判断できないときは購入店や眼科に相談する
左右のレンズデータが似ていて、自分ではどちらなのか判断できない場合は購入店や眼科に相談する方法があります。
特に2ウィークや1か月交換タイプでは、一度ケースから出してしまうと見た目だけで左右を判断するのが難しい場合があります。
今後同じことが起こらないように、左右のレンズデータをスマートフォンなどに記録しておくと便利です。
- 処方データを保存する
- 箱を左右別に置く
- RとLを確認する
- 毎回同じ目から扱う
カラコンの右左を間違えない管理方法
左右でカラコンの度数などが異なる場合は、装用するたびに確認するよりも、最初から間違えにくい管理方法を決めておくのが簡単です。
特に毎日カラコンを使う人は、「どちらからつけるか」を習慣化するだけでも取り違えを減らせます。
ワンデーと繰り返し使用するタイプでは管理方法が少し異なるため、自分が使用しているレンズに合わせましょう。
毎回右目からつけるなど順番を決める
カラコンの左右を間違えない方法として取り入れやすいのが、毎回同じ目からレンズを扱うことです。
「必ず右目からつける」「外すときも右目から始める」と決めておけば、途中でレンズが混ざる可能性を減らせます。
コンタクトレンズメーカーでも左右の取り違えを防ぐために、いつも同じ側の目から取り扱う方法が案内されています。
- 装着は毎回右から
- 取り外しも毎回右から
- ケース収納も同じ順番
- 途中で左右を入れ替えない
ワンデーは箱を分けて置く
左右で度数の異なるワンデーカラコンを使用しているなら、外箱の置き場所を最初から分けておくと間違いを防ぎやすくなります。
たとえば洗面台の右側に右目用、左側に左目用を置くなど、自分なりのルールを決めておく方法があります。
外箱に大きく「右」「左」と書いたシールを貼っておけば、度数の数字を毎朝確認する手間も減らせます。
家族と同じ商品を使用している場合は、人ごとに収納場所を分けることも大切です。
繰り返し使うレンズはRとLを固定する
2ウィークや1か月交換タイプなどを使用する場合は、レンズケースのRとLを確認して毎回同じ側に収納しましょう。
一度使用したレンズは右目用と左目用を固定して管理するほうが、取り違えを防ぎやすく衛生管理もしやすくなります。
ケースを閉じる前に左右が正しいか確認する習慣をつけておくと安心です。
| タイプ | 管理のポイント |
|---|---|
| ワンデー | 箱を左右で分ける |
| 2ウィーク | R・Lを固定 |
| 1か月交換 | R・Lを固定 |
| 度数違い | 数値を記録 |
カラコンの右左で迷いやすいポイント
カラコンの左右について調べていると、度数だけでなくBCやDIA、表裏などさまざまな数字や用語が出てきます。
これらをすべて「右左の違い」と考えてしまうと、かえってわかりにくくなります。
それぞれ何を表しているのかを分けて考えると、自分が確認すべきポイントを整理できます。
BCが違う場合は自己判断で入れ替えない
BCはベースカーブの略で、レンズ内面のカーブを表す数値です。
一般的なカラコンでは1商品につき選択できるBCが限られていることも多いため、左右で同一商品を使用していれば同じBCになっているケースもあります。
ただし、左右で異なる商品を処方されている場合などは規格が同じとは限らないため、PWRだけを見て入れ替えないようにしましょう。
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| PWR | 度数 |
| BC | レンズのカーブ |
| DIA | レンズの直径 |
| 着色直径 | 着色部分の大きさ |
表裏を左右と混同しない
カラコンには右左の区別とは別に、装用するときの表面と裏面があります。
ソフトレンズを指先に乗せた際、正しい向きではレンズの縁がお椀のように自然に立ち上がりますが、裏返っていると縁が外側へ反って見える場合があります。
製品によって表裏を見分けるためのマークが設けられていることもあるため、使用している商品の取扱説明書を確認しましょう。
正しい左右のレンズなのに異物感がある場合は、表裏の間違いだけでなく汚れや破損なども確認してください。
痛みや充血があるなら左右以外を疑う
カラコンをつけたときに痛みや強い異物感、充血などが出ている場合は、左右の入れ替えだけが原因とは限りません。
レンズの裏返り、傷、破損、異物の付着、目の乾燥などさまざまな原因が考えられます。
目に異常を感じた状態で「そのうち慣れるだろう」と装用を続けるのは避け、いったんレンズを外してください。
- 強い痛み
- 充血
- 強い異物感
- 目やに
- 急な見えにくさ
カラコンは右左より自分の目に合った規格を選ぶことが大切
一般的なカラコンそのものに右目専用、左目専用という区別があるわけではないため、左右とも同じ商品と同じ規格を使っているなら必要以上に心配する必要はありません。
一方で、左右の度数が異なる場合や乱視用カラコンを使用している場合、左右で異なる製品を処方されている場合などは、それぞれの目に合ったレンズを正しく装用することが重要です。
カラコンの右左がわからなくなったら、外箱やブリスターにあるPWR、CYL、AXISなどのレンズデータを確認し、判断できなければ購入店や眼科に相談しましょう。
毎回同じ目からつける、左右の箱を分ける、レンズケースのRとLを固定するといった簡単なルールを作れば、日常的な取り違えは防ぎやすくなります。
左右を正しくしても見えにくさや痛み、充血などが続く場合は無理に装用せず、眼科で目の状態を確認してもらうことが大切です。
軸が固定されて安心の水光カラコン
