ものもらいの目薬はコンタクトをしたまま使える?装用中にさした場合の対処と再開目安を紹介!

ものもらいの目薬はコンタクトをしたまま使える?装用中にさした場合の対処と再開目安を紹介! ケア

ものもらいができたとき、「コンタクトをしたまま目薬をさしても大丈夫なのか」と迷う人は少なくありません。

普段コンタクトレンズを長時間使っている人ほど、仕事や外出の都合で簡単には外せないこともあるでしょう。

ただし、ものもらいの治療に使う目薬はコンタクトレンズ装用中に使用できないものがあり、レンズを外してから点眼するのが基本です。

さらに、ものもらいができている期間は目薬の種類だけでなく、炎症が起きている目にコンタクトレンズを装用すること自体についても慎重に考える必要があります。

ここでは、コンタクトをしたまま目薬をさしてしまった場合の対応から、ものもらいの治療中にレンズを避けたい理由、正しい点眼方法、コンタクトを再開するタイミングまで詳しく紹介します。

目の不快感を和らげる抗菌目薬

ものもらいの目薬はコンタクトをしたまま使える?

ものもらいの治療を目的とした目薬は、原則としてコンタクトレンズを外してから使用すると考えておくのが安全です。

特にソフトコンタクトレンズは薬液の成分を吸着する可能性があるため、裸眼用の目薬をレンズ装用中に自己判断で使用するのは避けましょう。

ただし、コンタクト装用中に使えるよう設計された目薬も存在するため、最終的には使用している製品の添付文書や外箱の表示を確認する必要があります。

ものもらい用は外して使う

ものもらいに使用する抗菌目薬には、ソフトコンタクトレンズを装着したまま使用しないよう記載されている製品があります。

ものもらいは単なる目の乾燥とは異なり、まぶたに炎症が起きている状態なので、コンタクト用のうるおい目薬と同じ感覚で使用しないことが大切です。

眼科から処方された点眼薬についても、コンタクトを着けたまま使用してよいか自己判断せず、医師や薬剤師から受けた指示を優先してください。

特に指示を受けていない場合は、レンズを外してから点眼する方法が基本になります。

目薬によって使用条件が違う

「目薬」という名称が同じでも、すべての製品がコンタクトレンズ装用中に使えるわけではありません。

裸眼でのみ使用する目薬、ハードコンタクトなら使用できる目薬、ソフトコンタクトにも使用できる目薬など、製品によって条件が異なります。

目薬の表示 考え方
裸眼時のみ レンズを外して使用
ハード対応 ソフトには使用しない
ソフト対応 対象レンズを確認
すべてのコンタクト対応 カラー対応も確認
記載が分からない 外してから点眼

ソフトレンズは特に注意する

ソフトコンタクトレンズは水分を含む素材で作られているため、目薬に含まれる成分がレンズに影響する可能性があります。

目薬に含まれる成分によってはレンズへ吸着したり、レンズの性質に影響したりする可能性があるため、ソフトレンズ対応と明記されていない目薬を装用中に使わないようにしましょう。

透明なソフトコンタクトレンズとカラーコンタクトレンズで使用条件が異なる製品もあるので、「ソフト対応」と書いてあるだけでカラコンにも使用できるとは限りません。

外箱や添付文書の「コンタクトレンズ装用中の使用」に関する表示まで確認することが重要です。

ハードでも必ず使えるとは限らない

ハードコンタクトレンズはソフトレンズより目薬の影響を受けにくい場合がありますが、すべての目薬を装用中に使用できるわけではありません。

実際には、ハードコンタクト装用中に使用できる目薬と、ハードを含めてコンタクトを外す必要がある目薬があります。

「ハードだから大丈夫」と決めつけず、その目薬で使用が認められているかを確認してください。

まず確認したいポイント

ものもらいができた状態で目薬を使う場合は、点眼前にレンズと目薬の両方を確認しましょう。

  • ものもらい治療用か
  • ソフト対応か
  • ハード対応か
  • カラコン対応か
  • 再装用までの指示があるか
  • 眼科から指示を受けているか

判断できない場合は、無理にコンタクトを着けたまま点眼せず、レンズを外した状態で使用するのが無難です。

治療中はレンズ自体を控える

ものもらいの場合、問題になるのは目薬をコンタクトの上から使えるかだけではありません。

まぶたが腫れたり痛んだりしている状態でレンズを装用すると、レンズの着脱時に目やまぶたへ触れる回数が増えます。

また、装用による乾燥感や異物感が加わることで、無意識に目を触ったりこすったりするきっかけになることもあります。

眼鏡で生活できるのであれば、症状が落ち着くまではコンタクトを休ませることを検討しましょう。

処方薬は医師の指示を優先する

眼科で処方された目薬については、市販薬の一般的な使い方よりも診察した医師からの指示を優先してください。

点眼後にコンタクトを再装用できる時間が指定されることもあれば、治療期間中はコンタクトを使わないよう指示されることもあります。

薬の名前だけをインターネットで検索して判断するのではなく、自分が使用しているレンズの種類も含めて医師や薬剤師へ確認するのが確実です。

コンタクトをしたまま目薬をさしてしまったときの対応

コンタクトを着けていることを忘れて、ものもらい用の目薬をさしてしまうことは十分にあり得ます。

一度点眼したからといって直ちに大きな問題が起きると決まっているわけではないので、慌てずに使用した目薬とレンズの種類を確認しましょう。

そのうえでレンズを外し、異常がないかを確認しながら適切に対応することが大切です。

まずレンズを外す

コンタクト装用中に使用できない目薬をさしてしまったことに気付いたら、手を石けんで洗って清潔にしてからレンズを外しましょう。

慌てて目をこすったり、洗っていない手でレンズを外そうとしたりするほうが目に余計な刺激を与える可能性があります。

  • 手をよく洗う
  • レンズをゆっくり外す
  • 目をこすらない
  • 追加点眼を急がない
  • 添付文書を確認する

目薬を大量の水で無理に洗い流すなどの対応を自己判断で行うのではなく、まずは製品の使用上の注意を確認してください。

レンズの扱いを確認する

一度目薬が付着したコンタクトレンズを再び使用してよいかは、レンズの種類によって考え方が変わります。

特に1日使い捨てタイプであれば、新しいレンズへ交換できるため、同じレンズを再使用する必要はありません。

レンズ 点眼後の対応例
1day 同じレンズは再使用しない
2week 再使用前に指示を確認
1month 洗浄方法を確認
ハード 製品ごとの指示を確認
カラコン 装用を控える

ものもらいがある間は、新しいレンズに交換したとしてもすぐ装用を再開するのではなく、目の状態を優先して判断しましょう。

異常があれば相談する

点眼後に強いしみ方や痛み、充血、見えにくさなどが出た場合は、そのままコンタクトを装用し続けないでください。

目薬による刺激なのか、ものもらい以外の病気なのか、コンタクトによる角膜への影響なのかを自分で判断するのは難しいためです。

症状が続く場合は、使用した目薬とコンタクトレンズの種類が分かる状態で眼科へ相談すると状況を伝えやすくなります。

受診時には目薬の箱やお薬手帳を持参すると、使用した成分を確認してもらいやすくなります。

ものもらい中にコンタクトを避けたい理由

ものもらいができると、「目玉ではなくまぶたの病気だからコンタクトは関係ないのでは」と考える人もいるでしょう。

しかし、レンズの装着や取り外しでは指が目の周辺へ近づくため、炎症が起きている期間は普段以上に衛生管理へ注意が必要です。

無理にコンタクトを使い続けるより、数日間は眼鏡へ切り替えて目の負担を減らしたほうが治療を続けやすくなります。

まぶたへの刺激が増える

コンタクトレンズそのものがものもらいの患部に直接触れていなくても、装着や取り外しの際には上下のまぶたへ触れることがあります。

腫れている部分を引っ張ったり押したりすると痛みが出やすく、無意識に患部へ刺激を加えてしまう可能性があります。

  • まぶたを引っ張る
  • 指が患部に触れる
  • 目をこすりやすくなる
  • 異物感が増える
  • 着脱回数が増える

できるだけ患部へ触らない環境を作るという意味でも、ものもらいが落ち着くまで眼鏡を使用する方法は合理的です。

衛生管理が複雑になる

コンタクトレンズを使用すると、レンズだけでなくケース、保存液、指先など衛生管理が必要になる場所が増えます。

ものもらいの代表的なタイプである麦粒腫は、まぶたの分泌腺などへの細菌感染によって起こるため、治療中は特に清潔を意識する必要があります。

場所 注意点
手 着脱前に洗う
レンズ 交換時期を守る
ケース 清潔に保つ
タオル 汚れた物を避ける
まぶた 必要以上に触らない

コンタクトを休めば着脱そのものが不要になるため、目の周囲へ触れる機会を減らせます。

目の不快感が増えることがある

ものもらいがあると、まぶたの腫れだけでなくゴロゴロした感覚や違和感を覚えることがあります。

そこへコンタクトによる乾燥感や異物感が加わると、どの症状がものもらいによるものなのか分かりにくくなることがあります。

目の状態を確認しやすくするためにも、治療中は裸眼または眼鏡で過ごせる環境を整えておくと安心です。

コンタクトを外しても強い痛みや見えにくさが続く場合は、単純な装用時の不快感として済ませず眼科へ相談してください。

ものもらいの目薬を正しく使うコツ

目薬の効果を十分に得るためには、コンタクトを外すだけでなく点眼方法にも注意する必要があります。

容器の先端をまつ毛やまぶたへ触れさせると、容器内を汚染する原因になる可能性があります。

ものもらいの治療中は特に手を清潔にし、指定された用法や回数を守って使用しましょう。

点眼前に手を洗う

目薬をさす前には、石けんと流水で手を洗い、清潔な状態にしておきましょう。

コンタクトを外す必要がある場合は、手洗いを済ませてからレンズを取り外し、その後に点眼します。

  • 石けんで手を洗う
  • 清潔な手でレンズを外す
  • 容器の先端を触らない
  • 目をこすらない
  • 用法を守る

外出先でも点眼する可能性がある場合は、目薬だけでなく眼鏡も持っておくとコンタクトを無理に装用し続けずに済みます。

容器の先を目に付けない

目薬をさすときは、容器の先端がまぶたやまつ毛、眼球へ直接触れないようにしてください。

容器を目に近付けすぎると、まつ毛などに触れて薬液が汚染される原因になる可能性があります。

手順 ポイント
1 手を洗う
2 レンズを外す
3 下まぶたを軽く引く
4 指定量を点眼
5 静かに目を閉じる
6 再装用の指示を確認

何滴も入れれば早く治るというものではないため、添付文書や医師から指定された回数と量を守りましょう。

複数の目薬は順番を確認する

ものもらい以外の目の病気やドライアイなどで複数の点眼薬を使用している人は、それぞれの使用方法を確認してください。

点眼間隔を空けるよう指示される場合があるため、一度に続けてすべての目薬を入れるのではなく、医師や薬剤師から指定された方法に従います。

どちらを先に使用すればよいか分からない場合も、自己判断せず処方した医療機関や薬局へ確認すると確実です。

市販薬と処方薬を併用したい場合も、現在使用している薬を伝えたうえで相談しましょう。

コンタクトを再開するタイミング

ものもらいが少し小さくなると、すぐコンタクトへ戻したくなるかもしれません。

しかし、見た目の腫れが減っただけでは炎症が完全に落ち着いたとは限らず、目薬による治療が続いている場合もあります。

再開時期は症状だけで一律に決めず、使用している薬や眼科から受けた指示も含めて判断しましょう。

腫れが残る間は控える

まぶたに腫れ、赤み、押したときの痛みなどが残っている場合は、無理にコンタクトを再開する必要はありません。

レンズを着けるためにまぶたを触ることで患部へ刺激を加える可能性があるため、眼鏡で問題なく生活できるのであれば症状が落ち着くまで待ちましょう。

  • 腫れがある
  • 赤みがある
  • 痛みがある
  • 目やにが多い
  • 違和感がある
  • 点眼治療中

これらが残っている場合は、装用再開を急ぐより治療を優先するほうがよいでしょう。

再開時は清潔なレンズを使う

症状が落ち着いてコンタクトを再開するときは、衛生状態にも気を配りましょう。

特に使い捨てレンズの場合は、ものもらいができていた期間に使用していたレンズを再び使わず、新しいレンズへ交換する方法が分かりやすいでしょう。

確認項目 再開時の考え方
まぶた 腫れや痛みを確認
目やに 増えていないか確認
レンズ 清潔な物を使用
ケース 衛生状態を確認
点眼薬 装用条件を確認
医師の指示 最優先する

交換型レンズやハードレンズを使っている場合は、使用しているレンズに適した洗浄や消毒方法を守ってください。

最初は短時間から試す

ものもらいが治まった直後に以前と同じ長時間装用へ戻すと、乾燥や違和感に気付きにくいことがあります。

再開が認められている状態であれば、最初は普段より短時間の装用にして、痛みや異物感が出ないか確認する方法もあります。

少しでも強い違和感があればレンズを外し、症状が続く場合は眼科で確認してもらいましょう。

治ったように見えても同じ部分に何度もものもらいができる場合は、繰り返し自己治療だけで済ませず相談することをおすすめします。

眼科を受診したほうがよい症状

ものもらいの多くはまぶたの局所的な症状ですが、目の腫れにはものもらい以外の病気が含まれることもあります。

特に強い眼痛や見え方の変化などがある場合は、「いつものものもらい」と決めつけないことが重要です。

コンタクトレンズを使用している人は角膜のトラブルが重なっている可能性もあるため、症状が強い場合は早めに眼科へ相談しましょう。

痛みが強くなっている

ものもらいではまぶたの一部に痛みが出ることがありますが、時間が経つにつれて強くなっている場合や、眼球そのものまで強く痛む場合は診察を受けたほうがよいでしょう。

コンタクトを外しても痛みが続く場合は、レンズの乾燥や一時的な違和感だけでは説明できないことがあります。

  • 強い眼痛
  • 急な視力低下
  • 強い充血
  • 急激な腫れ
  • 発熱
  • 症状の急な悪化

こうした症状がある場合は、市販の目薬だけで様子を見続けず眼科へ相談してください。

見え方がおかしい

まぶたが大きく腫れれば一時的に見えにくく感じることはありますが、視力そのものが落ちたように感じる場合や、かすみが続く場合は注意が必要です。

ものもらい以外にも角膜や結膜などさまざまな場所のトラブルで痛みや充血、見えにくさが起こる可能性があります。

症状 対応
軽いまぶたの違和感 状態を観察
腫れが拡大 眼科へ相談
強い眼痛 早めに受診
視力低下 早めに受診
強い充血 眼科へ相談
発熱を伴う 早めに受診

コンタクトレンズを外した状態でも見え方がおかしい場合は、レンズの問題だと思い込まず診察を受けることが大切です。

なかなか治らない

「ものもらい」と呼ばれる症状には、細菌感染によって起こる麦粒腫のほか、まぶたのマイボーム腺が詰まって炎症を起こす霰粒腫などもあります。

初期には見た目だけで区別しにくいこともあり、自分ではものもらいだと思っていても別の治療が必要になる場合があります。

市販薬を使用しても改善しない場合、しこりが長く残る場合、同じ部分を繰り返し腫らす場合などは眼科で診断を受けましょう。

原因が分かれば、必要な治療だけでなくコンタクトをいつから再開できるかについても具体的な指示を受けられます。

ものもらい中は目薬より先にコンタクトの扱いを見直そう

ものもらいの目薬は、コンタクトをしたまま使用できない製品があるため、基本的にはレンズを外してから点眼すると考えておきましょう。

コンタクト装用中に使用できる目薬もありますが、通常の乾燥対策用の目薬とものもらい治療用の抗菌目薬では使用条件が異なるため、外箱や添付文書を確認することが欠かせません。

誤ってコンタクトをしたまま目薬をさしてしまった場合は、慌てて目をこすらず、清潔な手でレンズを外して使用した目薬の注意事項を確認してください。

また、ものもらいがある間はコンタクトの着脱によるまぶたへの刺激や衛生管理の負担を減らすため、可能であれば眼鏡へ切り替えることをおすすめします。

腫れや痛みが強い、見え方がおかしい、症状が長引くといった場合は自己判断でコンタクトを使い続けず、眼科で状態を確認してもらいましょう。

目の不快感を和らげる抗菌目薬