コンタクトの入れ方を調べていると、目が小さいためレンズが入らないのではないかと不安になることがあります。
しかし、見た目の目の大きさだけでコンタクトレンズを装着できないと決まるわけではなく、まぶたの開き方や指の位置を変えるだけで入れやすくなる場合があります。
特に重要なのは、まぶたそのものを引っ張るのではなく、まつ毛の生え際付近をしっかり固定してレンズが通るスペースを確保することです。
また、レンズをのせた人差し指を濡れたままにしないことや、鏡を見る位置を調整することも装着しやすさにつながります。
ここでは、目が小さい人向けのコンタクトの入れ方から、何度試しても入らない場合の原因、安全に使用するための注意点まで順番に紹介します。
外せない時に安心の取り外し器具
目が小さい人がコンタクトを入れやすくするコツ7つ
目が小さく見える人でも、コンタクトレンズを装着できるケースは珍しくありません。
重要なのは目を無理に大きく見開くことではなく、レンズを入れる瞬間に上下のまぶたが動かない状態を作ることです。
特に初めてコンタクトを使う場合は、レンズが近づくことで反射的に目を閉じてしまうため、正しい指の位置を覚えるだけでも装着しやすくなります。
まずは次の7つのコツを一つずつ試して、自分が入れにくくなっている原因を探してみましょう。
まつ毛の生え際を押さえる
目が小さい人がコンタクトを入れるときに特に意識したいのが、上下のまつ毛の生え際付近を指でしっかり押さえることです。
まぶたの中央や眉に近い位置を引っ張っても、まつ毛側が動いてしまうとレンズを近づけた瞬間に目を閉じやすくなります。
上まぶたは反対側の手で上方向へ、下まぶたはレンズを持つ手の中指などで下方向へ固定すると、レンズが通るスペースを作りやすくなります。
痛くなるほど強く引っ張る必要はなく、まばたきをしようとしてもまぶたが大きく動かない程度を目安にしましょう。
上下のまぶたを広く開く
コンタクトレンズを入れるためには、レンズの直径以上のスペースを上下のまぶたの間に確保することがポイントです。
自分では大きく目を開いているつもりでも、レンズを近づけるにつれて少しずつ目が細くなっていることがあります。
鏡を見ながら一度指だけで目を開き、まばたきをしても開いた状態を保てるか確認してからレンズを持つと練習しやすくなります。
- 上まぶたは上方向へ固定する
- 下まぶたは下方向へ固定する
- まつ毛も一緒に押さえる
- 黒目が十分に見える状態を作る
- レンズを近づけても指を緩めない
鏡を正面から見る
コンタクトを装着するときは、顔を横に向けたり指先だけを見たりせず、鏡に映っている自分の目を見る方法が基本です。
正面を見ることで黒目が中央に来やすくなり、レンズを黒目へまっすぐ近づけやすくなります。
指先ばかりを見ていると目線が動き、黒目もレンズから逃げるため、初心者ほど装着が難しく感じることがあります。
鏡との距離を近づけすぎず、自分の黒目の位置を確認できる距離で行うと落ち着いて操作できます。
指先の水分を拭く
レンズをのせる人差し指が濡れていると、コンタクトレンズが目ではなく指に張り付き、何度試しても離れないことがあります。
手を洗った後は清潔なタオルなどで十分に水分を取り、特にレンズをのせる指先を乾かしておきましょう。
一方で、レンズ自体を乾燥させて使用するのではなく、使用する製品の取扱方法に従って正しく扱うことが大切です。
| 状態 | 起こりやすいこと |
|---|---|
| 指先が濡れている | レンズが指から離れにくい |
| 指先が乾いている | レンズを目へ移しやすい |
| レンズが指の端にある | 傾いて落ちやすい |
| レンズが指の中央にある | 形を保ちやすい |
レンズを指の中央にのせる
ソフトコンタクトレンズは、利き手の人差し指の先端付近にお椀のような形でのせると装着しやすくなります。
レンズが指の端に寄っていたり大きく傾いていたりすると、目に到達する前に指へ張り付いたり落ちたりする原因になります。
レンズの縁ではなく底の中央部分が指に触れている状態を作り、形がきれいなお椀型になっていることを確認しましょう。
ソフトレンズは裏表が逆になることもあるため、装着前には使用している製品の説明に従って向きも確認してください。
黒目へまっすぐ近づける
目が小さいからといってレンズを斜めから押し込もうとすると、まぶたやまつ毛にレンズが当たって失敗しやすくなります。
基本的には上下のまぶたを十分に固定したうえで、正面から黒目へレンズをゆっくり近づけます。
レンズが黒目に触れたら強く押し付ける必要はなく、レンズが目に移ったことを確認してから指をゆっくり離します。
怖くて指が途中で止まってしまう場合は、レンズを持たずに清潔な指を目の近くまで移動させる練習から始める方法もあります。
装着後はゆっくり目を閉じる
レンズが入った直後に安心して強くまばたきをすると、まぶたに押されてレンズがずれたり外へ出たりすることがあります。
レンズが黒目にのったら、まずレンズを持っていた人差し指を離し、その後に下まぶた、上まぶたの順でゆっくり指を離してみましょう。
そのまま軽く目を閉じたり数回ゆっくりまばたきをしたりすると、レンズが適切な位置で安定しやすくなります。
装着後に強い痛みや異物感が続く場合は無理に慣れようとせず、一度レンズを外して状態を確認することが大切です。
目が小さい人向けのコンタクトの入れ方
目が小さいと感じている場合でも、基本的なコンタクトの装着手順そのものは大きく変わりません。
ただし、レンズを近づける前にまぶたを十分に固定しておくことがより重要になります。
途中で何度も指の位置を変えるより、レンズを持つ前に鏡を見ながら装着姿勢を整えておくとスムーズです。
ここでは準備から装着後の確認までを3段階に分けて説明します。
装着前の準備
コンタクトレンズに触れる前には、石けんなどを使って手をきれいに洗い、十分にすすいでから水分を拭き取ります。
爪が長い場合は、レンズを扱う際や目の周囲に触れる際に傷をつける可能性があるため注意が必要です。
また、レンズ自体に破れや欠け、目立つ汚れなどがないことを装着前に確認しましょう。
- 手を清潔に洗う
- 指先の水分を拭く
- 爪の状態を確認する
- レンズの破損を確認する
- ソフトレンズは裏表を確認する
- 明るい場所で鏡を用意する
レンズを黒目にのせる
利き手の人差し指にレンズをのせ、同じ手の中指で下まぶたのまつ毛の生え際付近を下へ固定します。
反対側の手で上まぶたのまつ毛の生え際付近を押さえ、黒目が十分に見えるまで上方向へ固定してください。
鏡の中の自分の目を見ながら、人差し指をゆっくり正面から近づけ、レンズを黒目へそっとのせます。
目が閉じそうになってもまぶたを押さえている指を緩めないことが、目の開口部が小さい人にとって大きなポイントです。
装着状態を確認する
レンズを入れた後は、見え方や違和感を確認して正常に装着できているか判断します。
最初の数秒だけ軽い違和感を感じることはありますが、強い痛みや異物感、充血などが続く状態を我慢して装用するのは避けましょう。
左右を間違えている場合やレンズが裏返っている場合なども見え方や装用感に影響する可能性があります。
| 装着後の状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| 自然に見える | そのまま様子を見る |
| 軽くずれている感覚 | ゆっくりまばたきする |
| 強い異物感がある | 一度レンズを外す |
| 痛みがある | 装用を中止する |
| 充血が続く | 眼科へ相談する |
| 見え方がおかしい | 左右やレンズ状態を確認する |
コンタクトが何度やっても入らない原因
正しい手順で試しているつもりでも、コンタクトレンズが何度も指に残ったり、まぶたへ当たったりすることがあります。
この場合、目そのものが小さいことより、まばたきや指の水分、レンズへ近づく角度などが原因になっている可能性があります。
失敗するたびに同じ方法を繰り返すより、どの段階でレンズが入らなくなっているかを確認すると改善策を見つけやすくなります。
特に多い原因を3つに分けて見ていきましょう。
まばたきしてしまう
コンタクト初心者に多いのが、レンズが目へ近づいた瞬間に反射的にまばたきをしてしまうケースです。
人は目の近くに物が迫ると自然に目を閉じようとするため、最初からうまくできなくても珍しいことではありません。
まばたきを完全に意識だけで我慢するより、上下のまつ毛の生え際を指で固定し、まぶた自体が動きにくい状態を作るほうが装着しやすくなります。
- レンズを急に近づけない
- まつ毛の生え際を固定する
- 鏡の黒目を見る
- 落ち着いてゆっくり動かす
- 疲れたらいったん中断する
レンズが指から離れない
黒目までレンズを運べているのに指へ戻ってしまう場合は、指先に水分が残っている可能性があります。
レンズと指の接触面が広すぎる場合にも張り付きやすくなるため、人差し指の先端にレンズの中央だけが接触する状態を作りましょう。
レンズを目に強く押し付けて指から剥がそうとするのではなく、一度手を洗って乾かし直してから再度試したほうが安全です。
何度も失敗したレンズに汚れや破損が生じていないかも確認してください。
レンズがまぶたに当たる
レンズを近づける途中で上まぶたや下まぶたへ当たってしまう場合は、目を開いている幅が不足している可能性があります。
特に目が小さいと感じる人は、黒目そのものよりもまつ毛の生え際の固定位置を見直すことが大切です。
レンズを斜めにして隙間へ押し込むのではなく、十分なスペースを作ってから正面から近づけましょう。
| 失敗の状態 | 考えられる原因 | 見直すポイント |
|---|---|---|
| 目を閉じてしまう | まばたき | まぶたを固定する |
| 指に残る | 指先の水分 | 指を乾かす |
| まつ毛に付く | 開き方が不足 | 生え際を押さえる |
| 黒目から外れる | 目線が動く | 鏡を正面から見る |
| レンズが倒れる | 指への置き方 | 中央へのせる |
目が小さいならレンズのサイズも確認したい
正しい入れ方を練習しても装着が難しい場合は、現在使用しているコンタクトレンズそのものが自分の目に適しているか確認することも重要です。
コンタクトレンズには製品によって直径やベースカーブなどの違いがあり、すべてのレンズがすべての人の目に同じように合うわけではありません。
ただし、単純に直径が小さい商品へ自己判断で変更すればよいという意味ではありません。
コンタクトレンズは高度管理医療機器であるため、自分の目に適したものを眼科で確認したうえで使用することが大切です。
レンズの直径には違いがある
コンタクトレンズの直径は一般にDIAと表記され、製品によってサイズが異なります。
ソフトコンタクトレンズは黒目よりも広い範囲を覆う大きさがあるため、まぶたの開口部が狭い人では装着時に大きく感じることがあります。
一方、ハードコンタクトレンズは一般的にソフトコンタクトレンズより直径が小さいため、装着方法や装用感にも違いがあります。
| 項目 | ソフトレンズ | ハードレンズ |
|---|---|---|
| 素材 | 柔らかい | 硬い |
| 大きさ | 比較的大きい | 比較的小さい |
| 覆う範囲 | 黒目より広い | 黒目より小さいものが一般的 |
| 裏返り | 確認が必要 | 基本的に起こりにくい |
| 選択 | 眼科で相談 | 眼科で相談 |
小さいレンズが最適とは限らない
目が小さいという理由だけで、できるだけ直径の小さいコンタクトレンズを選べばよいわけではありません。
コンタクトレンズでは、装着のしやすさだけでなく、目の形とのフィッティングや視力、装用時の動きなども考える必要があります。
直径やベースカーブだけを見て通販などで自己判断するのではなく、眼科で目の状態を確認してもらうことが重要です。
現在のレンズが極端に装着しづらいと感じる場合は、そのこと自体を眼科で伝えると相談材料になります。
眼科でフィッティングを確認する
眼科では視力だけでなく、コンタクトレンズが目の上で適切に動いているかなどを確認しながらレンズを選びます。
初めてコンタクトレンズを使用する場合は、装着や取り外しの方法について指導を受けられることもあります。
自宅ではどうしても目を開けられない場合や、毎回長時間かかってしまう場合は、その状況を具体的に伝えましょう。
- 目が開きにくい
- レンズがまぶたに当たる
- 何度試しても指に戻る
- 装着に長時間かかる
- 外すのも難しい
- 装用後に違和感が続く
コンタクトを安全に入れるための注意点
目が小さくてコンタクトが入りにくい場合、何度も装着を繰り返しているうちに焦ってしまうことがあります。
しかし、無理に押し込んだり汚れた手で繰り返し触ったりすると、目やレンズを傷つける原因になりかねません。
コンタクトレンズは目に直接装用する高度管理医療機器なので、装着のしやすさだけでなく衛生管理や目の状態にも注意が必要です。
うまく入らないときほど、次の基本事項を守りながら練習しましょう。
何度も無理に押し込まない
コンタクトレンズが入らないときに、指で目へ強く押し付ける必要はありません。
何度も失敗して目が充血したり涙が増えたりした場合は、一度中断して目を休ませるほうがよいでしょう。
失敗したレンズを繰り返し扱う際には、汚れや傷、破損が生じていないことも確認する必要があります。
- 強く押し込まない
- 目をこすらない
- 痛みを我慢しない
- 焦ったら一度中断する
- 破損したレンズは使わない
- 製品の使用方法を守る
水道水でソフトレンズを扱わない
ソフトコンタクトレンズを装着するときに、乾いたと感じたからといって水道水を付けて使用するのは避けましょう。
ソフトコンタクトレンズの洗浄や保存には、使用している製品に適したケア用品を使用することが基本です。
また、1日使い捨てタイプは一度外したレンズを洗浄して再装用するものではなく、新しいレンズへ交換します。
| 行動 | 基本的な対応 |
|---|---|
| 手を洗う | 石けんで洗って十分にすすぐ |
| 手を拭く | 清潔なもので水分を取る |
| 1DAYを外した | 再使用しない |
| レンズが破れた | 使用しない |
| 強い違和感がある | 装用を中止する |
| ケア方法が不明 | 説明書や眼科で確認する |
異常があれば眼科を受診する
コンタクトレンズを入れた後に強い痛みや充血、かすみ、強い異物感などが現れた場合は、そのまま装用を続けないことが大切です。
一度レンズを外しても症状が改善しない場合や、目の状態に不安がある場合は眼科へ相談しましょう。
コンタクトレンズによる目のトラブルは自覚症状が乏しい状態で進むこともあるため、問題なく使えているように感じても眼科医から指示された定期検査を受けることが重要です。
日常的にメガネも用意しておけば、目に違和感がある日にコンタクトの装用を無理に続けずに済みます。
目が小さくても正しい入れ方を覚えれば装着しやすくなる
コンタクトの入れ方で目が小さいことを気にしている場合でも、見た目の目の大きさだけを理由に装着できないと考える必要はありません。
まず試したいのは、上下のまつ毛の生え際を指でしっかり固定し、レンズが通るスペースを作ってから黒目へまっすぐ近づける方法です。
レンズが指から離れない場合は指先の水分を確認し、まぶたに当たる場合は目の開き方や指の位置を見直すと原因を切り分けやすくなります。
初めてコンタクトを使う人は反射的にまばたきをしてしまうことも多いため、最初から短時間で入れられなくても焦る必要はありません。
何度練習しても装着が難しい場合は、レンズの直径だけを自己判断で変更するのではなく、眼科で現在のレンズが自分の目に適しているか相談しましょう。
また、装着時や装着後に痛み、強い異物感、充血などがある場合は無理に使用を続けず、目の状態を優先することが大切です。
外せない時に安心の取り外し器具
